フリーキックに見る、サッカー技術の進化 | MYC 三十路道での見つけもの with iPhone&iPad

フリーキックに見る、サッカー技術の進化

高校サッカーを見ていて毎年思う、

「今の高校生はめちゃめちゃうまい!」と。

自分も小学2年生からサッカーをやっていたが今の高校生は見ているものも違うし、目指すべき世界もずっと広がっているのだと思う

例えば、フリーキックひとつとってもサッカー技術の進化を見て取れると思う

自分が現役の頃はフリーキックの目標といえば木村和司さんだった



この「曲がって落ちる」技術を習得しようと日夜練習に励んだものだった

そして、ベッカムのキックの登場



この蹴り方は、自分は全く知らないものだった
「バネ」みたいな感じ、これは多分なかなか真似できない、と思った

日本だと中村俊輔がベッカムの軌道に少し近いかな



俊輔はああ見えて、すごい背筋が強いのだと思う
でないとあんなキックは蹴れないはずだ

「高校生」でいうと3年前の今のセレッソ大阪の乾貴士がすばらしいキックを見せてくれた



それで、ここからが「技術の進化」の話

今、「無回転」「ブレ球」を蹴る選手が出てきた

ボールを無回転で蹴ることでブレを生じさせるキック。
野球でいう「ナックルボール」みたいなもの

これを有名にしたのがクリスティアーノ・ロナウド



このキックは自分にとってはもはや、「どう蹴ったらこうなるんだ!」という状態、すさまじいキックなのである

「曲がって落ちる」ならまだ何とかいけそうだが「無回転でブレさせる」キックなどどう蹴ったらそうなるか全く創造が及ばない領域である

日本人では本田圭佑がこのキックを蹴れる



フリーキックだけを見てみてもこんなに技術が進化している
日本の高校生がうまくなっていくのも必然かと思う

サッカーボールとかスパイクの進化もあるだろうけれど選手たちの飽くなき探求は今も続いている

「フリーで蹴れる」ことの自由度を最大限に生かすために彼らは今後も様々なキックを披露してくれるだろう

おまけで、もはや伝説となっているキックの紹介
元ブラジル代表 ロベルト・カルロスのフリーキック



これはロベカルの尋常じゃない筋力だからこそできる技術だろう


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